アンティークのフレンチマヨリカ焼きより、花器をご紹介いたします。
濃淡の味わい深く、ハンドペイントによる優しい花模様とのコントラストが印象的なベースです。
イタリア発祥の“マヨリカ(maiolica)”は、フランスでは“フレンチマヨリカ”、また、“ファイアンス(faience)”とも呼ばれていますが、ヨーロッパ陶磁器に鮮やかな発色をもたらしたとして、その技法は歴史的にも語られています。
その技法は、ヨーロッパの陶土に含まれる金属質を上手く利用し、多種多様な色で発色の美しい絵付けを可能にしたことに始まるそうです。
こちらのベースも、とても艶やかで濃淡美しく、ビビッドでありながら、よく見ると花や枝葉の絵付けにも微妙な変化が重ねられています。
そして現代のもの以上に柔らかな丸みと落ち着いた風合い、アンティークのマヨリカならではでしょうか。
また、こちらのベースには、テオドール・ルフロン(Theodore LeFront)のサインが入っています。
テオドール・ルフロンは、1860年代からパリ郊外のフォンテーヌブローにアトリエを持ち、独自性豊かな色の濃淡使いと、それによるお洒落なデザイン性で評価が高く、博覧会での受賞歴も多い陶芸作家として名を残しています。
サイズ:直径10.5cm × 10.5cm × 高さ13.5cm
年代:1870-1880年頃
状態:底に一箇所、削れた箇所が有る以外は、大変良好な状態です。
寸法:26.7cm×10.5cm 高さ:13.5cm
※当品は現在フランス、パリの倉庫にございます。商品の入荷まで1-3週間程度頂いております。なお、年末年始などの繁忙期、悪天候、通関手続き等により到着前後する場合がございます。
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販売価格 | 52,800円(税込) |
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型番 | 83536764 |
店頭価格 | |
在庫状況 | 現在1点ございます。 |