マイセンスタイルの花飾りベースでございます。
花、蝶、てんとう虫など、いろとりどりの自然美にあふれています。
ゴシックな庭園や花籠を思わせるとても豪華な印象で、なおかつ、パーツひとつひとつの彩色に深みがあり落ち着いた温かみが感じられます。
こちらのベースは、19世紀に活躍したフランスの陶芸家Jacob Petitのフォンテーヌブロー工房で作られました。
Jacob Petit は、世界各地の名窯で技術を高めた後、フランスに2つの工房を構えました。
作品にはこのような飾り壺の他、陶人形、時計、香水瓶、キャンドルスティックなど、アイテムのバラエティは実に豊かで、どれも目に新しい多才なセンスにあふれる魅力的なものばかりだったといいます。
また、その根底には伝統を重んじる研究心と確かな技術があり、それが時の国王ルイ18世やシャルル10世の信頼を受け、特にフォンテーヌブローの工房は飛躍的な成功を遂げそうです。
年代:1850-1870年
状態:こちらの大きな壺は、本体、台、そして蓋の、3つのパーツから成り立っています。
花びら等の欠けについてはあえて補修されず、オリジナルのまま保たれています。
その他は経年にも関わらず、鑑賞に値する良好な状態です。
高さ 27cm 底の直径 15.5cm 重量 1960g
※当品は現在フランス、パリの倉庫にございます。商品の入荷まで1-3週間程度頂いております。なお、年末年始などの繁忙期、悪天候、通関手続き等により到着前後する場合がございます。
1661