セーブル窯で、1877年に作られた白磁のコーヒーポットでございます。
ポットの底にセーブル窯と絵付け師のマーク、そして製造年が確認できます。
セーブルと言えば“青”をイメージされる方もおられるかもしれませんが、“白”のセーブルも同様に歴史が深く、温かみのある発色と艶の美しさで愛され続けています。
こちらは、縁とモノグラムに金彩が施されたのみの配色ですが、セーブルの白の磁質と上質な金が艶やかに発色し、堂々たる風格が漂っています。
角度を変えて見ると、ハンドルの付け根には貝が装飾されていますね。
19世紀のフランスは、シンプルへの回帰であったり、ロココ様式の再来であったり、装飾芸術にも様々な時代要素が混在していたといわれています。
控えめでありながら華やかな表情も魅せるこちらのデザインにも、そんな時代の流行がのぞき見られるような気がします。
サイズ：高さ21cm×直径13cm
年代：1877年
状態：メーカーマークの周囲にヘアライン程度のヒビが有ります。
※詳しくは写真をご覧ください。
高さ21cm 直径13cm
※当品は現在フランス、パリの倉庫にございます。商品の入荷まで1-3週間程度頂いております。なお、年末年始などの繁忙期、悪天候、通関手続き等により到着前後する場合がございます。
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